フランスのシラク大統領は25日、更に効果的な措置を講じて鳥インフルエンザに対応するよう政府関係部門に要求しました。同日、EUの各加盟国の動物や鳥の医学専門家は、鳥インフルエンザに高度な警戒を保つようEUの各加盟国に呼びかけました。

　シラク大統領は当日行われた閣議では、各部門間の専門家チームを編成し、鳥インフルエンザがもたらす危機に対応するようドビルパン首相に要求しました。

　当日、ブリュッセルで鳥インフルエンザに対応する政策を検討する専門家は「このほど、EU諸国は鳥インフルエンザが発生する可能性が小さいが、鳥インフルエンザのヨーロッパ進入を防止する一連の措置を講じなければならない」と見ています。欧州委員会は当日発表した公報で「鳥インフルエンザの緊急措置が完全に実施されることを確保するために、各加盟国はこれらの緊急措置に改めて検査することに同意した」と述べました。