イラクのスンニ派各政治勢力は24日、それぞれイラク憲法起草委員会が暫定国民議会に提出した新憲法草案に反対する姿勢を示しました。
スンニ派の人々の集会では「新憲法草案は、シーア派とクルド人勢力が最終的に合意し、提出したものだ」と見られています。スンニ派の宗教組織のイスラム教聖職者協会は新憲法草案の強制採択をしないよう、暫定国民議会に呼びかけています。
イラク暫定政府のタラバニ大統領は当日イスラム教スンニ派のハッサーニ暫定国民議会議長と会談した後、シーア、スンニ派及びクルド人が重大な問題で立場を統一させることはイラクの安定の確保にとって、非常に重要だ。関係方面はスンニ派の憲法草案に対する要求を満足させるべきだ」との考えを示しました。
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