ドイツのシュレーダー首相は15日、平和な手段を通じてイランの核問題を解決すべきだと改めて強調しました。
これはシュレーダー首相が当日ドイツ東部の都市ドレスデンでの選挙活動中に述べたもので、シュレーダー首相はその際、「イランが核兵器を製造し、それを有することを誰も見たくはないことから、国際社会は、EU諸国の外交的努力をこれからも支持していかなければならない。イランに軍事攻撃をかけると威嚇することは問題の解決にプラスとはならず、軍事行動は最後の手段とするべきであり、国連の同意がなけれべ実施すべきではない」と強調しました。
同じくこの日、アメリカ国防総省のマッコマーク・スポークスマンは、「アメリカはドイツ、フランスとイギリス3ヶ国がEUを代表してイランの核問題解決のために払った外交的努力を引き続き支持する。イランがそのウラン転化活動を中止するとの承諾を遵守せず、あるいは、IAEA・国際原子力機構と協力しなければ、アメリカは国連を通じてイランに経済と政治面での制裁を実施する」と強調しました。
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