ドイツ中央銀行は20日発表した6月の報告で「欧州とアメリカが中国との繊維製品貿易摩擦で、新たな割当額を取るなどの、輸入制限を行なうことは意味のないものだ」と指摘しています。
この報告は「世界貿易における中国の重要性がますます強くなり、短期的に見れば、一部の市場あるいは、個別の地区と国家を適応し難い過程に追い込む可能性がある。しかし、中長期的に見れば、新しいチャンスをもたらし、世界経済の構造を多方面が利益を受ける良好な方向へ転換できるように促すものだ。こうした背景を考えれば、対中貿易制限は正確ではない選択だ」と述べています。
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