北京市観光総局の熊玉梅副局長は、このほど北京で、「2008年オリンピックを開催する北京は、世界から注目を集める焦点となっている。これは北京の観光業の発展に大きなビジネスチャンスを与える。今から2008年まで、北京市は観光のインフラ施設の整備を強化するとともに、観光サービスのレベルを高め、国内外の観光客に良好な観光環境を提供する」と表明しました。
北京は中国の政治と文化と国際交流の中心として、長い歴史と優れた文化やまた多くの名所旧跡を持つ都市です。北京は世界一流の観光資源があり、毎年大勢の国内外からの観光客を集めています。統計によりますと、2004年北京は合わせて海外の観光客300万人、国内の観光客1億人を受け入れ、観光収入は、1300億元に達しています。
2008年オリンピックは北京で開催することによって、北京市の観光業の発展も歴史的なチャレンジに直面しています。このことについて、熊玉梅副局長は、「北京観光局の予測によりますと、2005年から2007年にかけて、北京が受け入れる海外の観光客は、7ポイントから8ポイント程度増加し、2008年は13%増える見込みである。2008年に北京は440万人の海外観光客を受け入れるほか、国内の観光客1億5千万人ぐらい受け入れる見込みだ」と述べました。
熊玉梅副局長は、「オリンピック大会が北京の観光業にもっと大きなビジネスチャンスを与え、国内外の観光客に良好な観光環境を与えるため、北京は観光業に存在する問題を改善している。昔より北京の観光業は大きく進展してきましたが、先進国の観光都市と比べて、まだ行き届かない点がたくさんある。たとえば、高級ホテルが少ないことや、一部の観光地環境を改善する必要性や、観光情報のサービスが足りないなどの問題がある」と指摘しました。
このことについて、熊玉梅副局長は、「ホテルと観光のインフラ施設の整備を強化する。今北京には高級ホテル630軒ある。五輪招致のとき北京は、2008年まで高級ホテル800ヵ所を建築すると承諾した。今のホテルを改造し、ホテルのグレードアップによって、この目標を実現する」と語りました。
熊玉梅副局長は、「観光地の環境を改善するため、今年上半期、北京は5000万元を投入し、重要な観光地近くの道路建設、環境の整備、生態保護などに使う。それとともに、北京は観光区のチケット売り場、商店、レストラン、ATM機を改造または増設をした」と紹介しました。
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