中国皮革工業協会によりますと、今年6月末からEUが中国から輸入される労働保護靴と革靴に対して反ダンピング調査を実施して以来、これまでのところ、中国の靴製造企業70社余りがこの反ダンピング訴訟に応訴すると示しました。
中国皮革工業協会の李玉中副事務局長はこのほど北京でインタビューを受けた際、「EUが中国の靴製造業に対して実施している反ダンピング調査の影響は国内の靴製造企業1000社以上に及んでいる。EUへの輸出額は輸出全体の20%も占めていることから、EUの反ダンピング調査は中国産靴の輸出に大きな影響を与えている」と述べました。
これに先立って、中国商務省の崇泉スポークスマンは談話を発表し、「靴類は中国の主な輸出商品の一つで、靴製造業は中国の多くの人口の就職問題に関わっている。中国とEUの経済貿易の大局からこの反ダンピング調査に慎重に対処するよう」EUに呼びかけました。
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