国家中医薬管理局、広西チワン族自治区衛生庁が合同で進める漢方薬を利用したエイズ治療プロジェクトがこのほど、同自治区柳州市のエイズ治療指定病院でスタートし、HIV陽性者とエイズ患者計10人が漢方薬の服用を開始した。プロジェクト期間の1年間に、HIV陽性者とエイズ患者約100人が治療を受ける予定。同自治区南寧市、百色市でも同様のプロジェクトがスタートしている。治療の希望者は、治療用漢方薬を無料で得ることができる。
エイズの漢方薬治療は、中国が重点的に研究を進める分野だ。研究者は中国医学の「内外兼治、剛柔併挙(身体の内外双方向から、荒療治とソフトな治療を併用する)」の精神に基づき、西洋薬治療による副作用の問題をクリアし、高価な輸入薬品による医薬費を引き下げ、より多くのHIV陽性者とエイズ患者が治療を受けられるようになることを目指している。(編集KS)
「人民網日本語版」2005年7月15日
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