7月13日から14日にかけて、第2回全国反ドーピング会議及び全国体育科学技術会議が、中国東部都市合肥で行われました。この会議で、国家体育総局局長である中国オリンピック委員会の劉鵬議長は、「反ドーピングを強化し、中国の体育代表団は、2008年の北京オリンピックでドーピング事件を一件も発生させないよう」要求しました。
会議期間中、国家体育総局の関係責任者は、わが国の反ドーピング経験をまとめ、今年10月行う予定の第10回全国スポーツ大会、及び2008年北京オリンピックの反ドーピングの準備作業を行いました。
劉鵬議長は、「中国の反ドーピングは、ここ数年優れた成績を上げた。2000年のシドニーオリンピック、2002年のソルトレークシティー冬季オリンピック、2004年のアテネオリンピックで中国選手のドーピング検出で陽性はゼロでした。中国覚醒剤検査センターは、1989年から16年間連続でIOC・国際オリンピック委員会の年度調査をパスし、世界で最も優れた覚醒剤実験室の一つとなっています。長年の努力によって、2004年の中国国内覚醒剤検査の陽性を検出した比率は、最初の1.87%から0.4%まで下がり、国際平均レベルを下回っています。
成果があるにもかかわらず、今回の全国反ドーピング会議の期間中、劉鵬議長は、「反ドーピングについて、十分な警戒が必要で、うっかりしてはいけない。2008年のオリンピックには、中国選手のドーピング事件が一例もないよう期待する。このような事件で中国スポーツ、北京オリンピックや中国全体としてのイメージを損なうことを許さない」と指摘しました。
スポーツが迅速に発展している今日では、スポーツの競争はすでに科学技術の競争に発展してきました。今回の会議のもう一つの議題は、いかに科学技術の成果を生かして中国選手が2008年オリンピック大会でさらにいい成績を収めるかと言うことです。劉鵬議長は、「伝統的な種目において、長い間世界のトップを取った原因は、技術面で絶えず革新したことである。一部の種目は長い間よい成績を上げられないことは、科学技術に限られたことである。このため、優れた種目の成績を保ち、成績のよくない種目を向上させるには、科学技術の革新によらなければならない」と述べました。
このことから、劉鵬議長は、「国と地方の各級体育管理部門は、できるだけはやく2008年のオリンピックの科学技術面を厳密に計画に折り込んで、スポーツの研究チームを充実して、科学研究の予算を保証する」と要求しました。
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