中国外務省の劉建超スポークスマンは28日北京で行われた記者会見で、「日本の遺棄化学兵器の処理問題で、中国の対応が緩慢だ」との日本側の報道に反駁を加えました。
劉建超スポークスマンはこれについて、中国側はすでに日本側に申し入れを行い、事実を明らかにするよう求めていると語り、「日本の遺棄化学兵器は日本軍国主義が中国侵略期間中犯した重大な犯罪行為で、今日に至っても、中国の関連地区の人々の生命や財産、生態環境に重大かつ現実的な脅威をもたらしている。この度、広州で起きた日本遺棄化学兵器の住民への被害は、この事実を再び物語るものである。日本政府は『化学兵器禁止条約』と『中日両国政府、旧日本軍遺棄化学兵器の廃棄処理についての覚書』」を厳格に遵守し、日本の遺棄化学兵器の廃棄の責任を確実に担い、その早期の徹底的な処理を行わなければならない」と表明しました。
劉建超スポークスマンは、「中国政府は終始、日本の遺棄化学兵器処理の問題を高度に重視し、そのプロセスの加速化に向け積極的に取り組んできた。日本側は日本遺棄化学兵器の処理過程を推し進めることにプラスとなることを多く実施する必要がある」と述べました。
|