「ニューヨークタイムズ」は、27日、アメリカ政府の高官の話しとして、「ブッシュ政府は『国家安全の考慮から出発して放射性材料のプルトニウム238の生産を再開する計画を立てている』と報道しました。
この報道は、「ブッシュ政府は、今後の30年以内に、330ポンド(約150キロ)のプルトニウム238を生産することになっている。この計画は、議会で承認されれば、2012年に始まる」と述べました。
1980年代、アメリカは、プルトニウムの生産を停止して、在庫やロシアからの輸入に頼っていました。しかし、米ロ協定に基づき、アメリカが輸入したプルトニウム238は軍事目的に用いることはできません。
『ニューヨークタイムズ』は、「ブッシュ政府は現在プルト二ウム238の生産を再開する計画をたてている。生産再開の目的は、一つは在庫の保存量が少なくなっていること、もう一つはロシアへの依存を減少するためである」としています。
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