およそ100人のオランダ人は16日、ハーグにある日本のオランダ駐在大使館前でデモを行い、第2次世界大戦中に日本軍に拘束され虐待された多くのオランダ人に賠償を行うよう日本に要求しました。

　デモ参加者は、「第2次世界大戦中に、多くのオランダ人がアジアで日本軍国主義の迫害を受けていた。日本はこれに対して詫びを表明するだけでなく、実質的な賠償を行わなければならない」と述べました。

　第2次世界大戦中、日本軍はインドネシアを占領し、10万人余りのオランダ人を拘束しましたが、その内、およそ1万3000人が戦争捕虜収容所で死んでいます。また約8000人のオランダ人が日本とその他アジア諸国の日本軍の捕虜収容所で死亡したとのことです。