イラクのジャブル内相は11日、「イラク軍が5月末から『ライトニング』作戦を実施して以来、バグダッド市内の襲撃活動は減ったが、イラク領内では何回もの襲撃事件が起きている」と述べました。
これは当日の記者会見で述べたもので、ジャブル内相はその際、「武装勢力掃討を目的とした『ライトニング』作戦を実施して以来、バグダッドでの自動車よる爆発事件は以前の毎日十数件から1、2件までに減った。この軍事行動はこれからも続けられ、イラク全国にまで広げていく」と述べました。
しかし、ジャブル内相がこの作戦の成果を紹介する一方で、イラク国内では大量の死傷者を出す数件の襲撃事件が発生したことも発表しています。
バグダッドでは11日、変装したグループが警察署に潜入して襲撃を行い、8人が死亡し、数人が負傷しました。また、あるバスはバグダッドに向う途上で襲撃され、10人が死亡し、3人が負傷しました。さらに、イラク駐在スロバキア大使館の玄関前でも当日自動車による爆発事件が発生しました。
別の報道によりますと、イラク駐在アメリカ軍は11日シリアと国境を接するイラク西部地区を爆撃したため、40人の武装勢力のメンバーが死亡したということです。
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