中国の専門家は9日、北京で「中国がこのほど発表した『国連改革における中国の立場に関する文書』はまず、発展問題を提案している。これは中国の国際問題処理に対する公正かつ責任ある態度を表すものであり、発展途上国の最も大きな関心を反映したものだ」と強調しました。
中国国連協会の金永健会長は「貧困と発展の不均衡は世界の不安定を作り出す根源だ。多くの安全問題は発展問題がうまく解決されなかったことによって作り出されたものだ。このため、貧富の差をなくし、共同発展を実現させることはすべての国連加盟国が担うべき義務であり、世界の平和と安定を実現させる前提でもある」と述べました。
中国現代国際関係研究院戦略研究センターの陳向陽副主任は「発展問題はこの文書の核心であり、最も実質的な内容だ。中国側がまず、貧困解決が当面の急務であることを提案したのは、国連のミレニアム発展目標を着実に実施し、推進することであり、このことは重要な意義をもつ」と述べました。
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