中国政府は7日、『中国の国連改革問題の立場に関するの文書』を発表し、「国連の改革は多国主義を推進し、すべての加盟国、とりわけ広範な発展途上国の要求と関心を最大限に満たすべきである」と述べました。

　この文書は、「国連の改革は次の原則、つまり、改革が多国主義を推進し、国連の権威と能率及び新たな脅威と挑戦に対応する能力にプラスとなること、改革が『国連憲章』の宗旨と原則を擁護し、とりわけ、主権平等、内政不干渉、衝突を平和的に解決し、国際的協力などを強化すること、改革が全方位、多分野で進められ、安全と発展の面で成果を収めるべきであること、改革がすべての加盟国、とりわけ広範な発展途上国の要求と関心を最大限に満たすべきであること、改革がまず易しいことをやり、難しいことを後でやり、国連加盟国の連携にプラスとなることを遵守すべきであると中国は主張している。意見の食い違いがある重大問題に対して慎重な態度をとり、協議を続け幅広い意見の一致を求め、人為的に時限を設定することと決定を強引的に下してはならないと中国は考えている」と指摘しています。