中国国際放送局紹介 日本語部紹介
Home
当面の繊維製品貿易摩擦をどう見るべきか?
   2005-06-05 14:43:20    cri

 このほど、まずアメリカは中国の7品目の繊維製品に対して、セーフガードを発動しました。それからEU・欧州連合も中国が輸入関税の課税率を絶えず増やすなどの措置を無視して、中国のTシャツやデミティにセーフガードを実施しました。これについで、多くの国も中国の繊維製品に対する制限措置を取るつもりがあるとのことです。

 繊維製品貿易摩擦が起きた原因について、中国商務省の対外貿易の専門家は「アメリカは、第一四半期からわが国の繊維製品が一部の市場での急増を主な理由としている。第一四半期から、わが国の繊維製品の輸出状況から見ると、全体的に言えば増加幅が去年同期より5ポイント落としたが、一部の市場に対する輸出はある程度の増加を見せている」と述べました。

 専門家は「実は、この輸出増加は自由貿易へ転換する中で現れる必然的なもので、これは短期間内の成長に属するものであり、正常な貿易のある時期にある商品が突然急激に増加することとまったく違うものである。このほか、欧米が今まで段取りをおって割当を取り消しておらず、最も売れ行きが良く、発展途上国の輸出潜在力の最も大きい商品に対する割当制を最後にまで保留してきた。このようなやり方は、更に第一四半期、繊維製品が一部の市場への輸出の急増をもたらした」と指摘しました。

 薄熙来商務相はこのほど、国務院報道弁公室が行われた記者会見で「欧米がただ3月と4月のデータに基づいて、勝手に中国の繊維製品にセーフガードを実施することは、道理のないものである」と強調しました。

 繊維製品貿易摩擦問題では、欧米などの先進国はいままで貿易の2重基準を実施しています。これらの国々は、自国の競争力のある産業で、世界的な自由貿易を唱えていますが、発展途上国が競争の実力を持ち、自国の産業優位性が挑戦に直面する時、これらの国々は直ちに制限を実施し、自由貿易の扉を閉めます。このようなやり方は、自由貿易原則に背き、自由規則の厳粛性を損なっています。

 繊維製品の貿易自由化は中国企業が享受すべきである一体化の成果です。周知のように、中国は15年もの交渉を経て、WTO・世界貿易機関に加盟しました。繊維製品の割当の解除は、中国のほかの方面での市場の開放を条件として獲得したもので、権利と義務のバランスを取ったものです。

 中国はWTOの枠組内で享有すべきである法的権利を放棄しません。欧米が中国の一連の措置を無視し、依然として中国の繊維製品の輸出にセーフガードを実施すれば、中国はそれに応じて政策を調整し、企業が2重の圧力を受けないようにするものです。

 しかし、ここ数年来中国の商品輸出の競争力が著しく増強すると共に、繊維製品を含む一部の商品は付加価値が低くて、海外市場で安い値段で販売されていることから、ある程度で貿易摩擦を激化しました。

 そこで、中国政府と関連産業は積極的に貿易摩擦に対応すると共に、産業構造の調整を加速し、輸出商品の付加価値と科学技術の含有量を増加し、持続的な発展可能な貿易の道を歩み、貿易大国から貿易強国への転換を目指しています。

繊維製品
v 国際貿易で、二重の基準を適用すべきではない 2005-06-02 16:45:04
v 米国とEUの中国繊維製品への輸入制限は最終的に自身の利益を損失 2005-05-24 16:06:51
  • 今日のトップニュース
  • 今日の国内ニュース
  • 今日の国際ニュース

  • • 基礎中国語
     皆さんは、ここで中国語と日本語に耳を傾け、フラッシュによる動画を楽しみながら、中国の風習や伝統文化を思う存分味わうことができます……

    • 「北京ワクワク」の購入について
     中国語講座「北京ワクワク」(上巻と下巻)のテキストは、日本の皆さんが初めて中国語会話を学習するための入門編です……
    |  link  |  E-メール  |