ドイツのシュレーダー首相は4日、ベルリンで、ドイツを訪問中のフランスのシラク大統領と会談しました。双方は、「『EU憲法条約』の批准のプロセスを引き続き推し進めていく」と一致して表明しました。
フランスとオランダが国民投票で、「EU憲法条約」を否決した後、シュレーダー首相とシラク大統領は4日、EUがこの危機にいかに対応するかについて緊急協議をしました。両指導者は、「『EU憲法条約』の批准プロセスはその他のEU加盟国で推し進めていかなければならない」と見ています。
それと同時に、「EU憲法条約」がフランスとオランダで否決されたことに対して、EU欧州委員会のバローゾ委員長は4日、イタリア南部の都市メッシーナで、「EUの全ての加盟国は共に行動を取り、『EU憲法条約』の批准で直面している難題を克服しなければならない」と述べました。
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