趙本山(チャオ・ベンシャン)は中国でナンバーワンお笑い芸人といっても過言ではありません。40代50代の人は、ほとんどが彼のファンというくらい、人気があります。人気ドラマで主演を務めたときは、ビジネスを起こそうと奮闘する農民を好演し、話題となりました。最近では、チャン・ヤン監督の映画『落葉帰根(帰郷)』に出演し、台湾金馬賞にノミネートされるなど、俳優としても実力を認められています。
その彼が、このたび遼寧省瀋陽市での聖火リレーでランナーに抜擢されました。本人は「夢がかなった!ラッキー!」と有頂天になってしまったそうです。聖火ランナーを担当したことについて、彼は「昔のコントで、聖火ランナーの話をやったことがあるが、実際に自分が聖火ランナーになるとは思っていなかった。今の気持ちは、興奮とか感動とかいった言葉では表現しきれないね。自分にとって一生に一度のチャンスなので、しっかりと担当区間を走らなければと思った」と意気込みを語っていました。
天才コメディアンと言われる趙本山(チャオ・ベンシャン)ですが、実は大のスポーツファンです。スポーツについて、本人は「僕は大のスポーツファンだ。普段は卓球、バスケットボール、それからテニスが大好きで、サッカーをやったこともある。サッカー選手になることも夢だった。サッカーのように、スポーツは人にパワーや前へ進む勇気を与えてくれるのだから、人は、そんなパワーや勇気を必要としているのだ」と話しています。
趙本山(チャオ・ベンシャン)は今回、北京五輪の開会式を見に行くほか、サポーターとして、瀋陽市で行われるサッカーの予選を観戦に行く予定です。遼寧省瀋陽市は彼のふるさと。北京五輪共催都市の一つでもあり、街は五輪開催を歓迎するムードに包まれています。趙本山(チャオ・ベンシャン)も、「今回のオリンピックが順調に開催されることを祈る。特に、安全の確保は一番大切な問題だ。遼寧省での聖火リレーは無事に終わったが、これからのリレーも円満に終わることを心から期待している」と北京五輪に祝福のメッセージを寄せてくれました。
【主な出演映画】
1997年『荊軻刺秦王(始皇帝暗殺)』
1998年『有話好好説(Keep cool)』
1999年『男婦女主任』
2000年『幸福時光(至福の時)』
2007年『落葉帰根(帰郷)』
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