6歳の時に音楽の道に進むことを決めたにも関わらず、母親に猛反対され、大学もやめてしまっています。ようやく念願の歌手デビューを果たしましたが、ヒットせず、逆にテレビドラマの俳優として名を知られるようになった…若い頃は決して順風満帆ではなかったようです。あとは作曲家として、ほかの歌手のために曲を書いて生計を立てていました。それがデビューから7年、いまでは押しも押されぬトップスターの仲間入りを果たした感じがします。特に若い世代では圧倒的な人気があると思います。メインはR&B調の曲ですが、毎回アルバムを発表するたびに新しい音楽スタイルに挑戦しているところが彼の人気の理由だといえます。
これまでは男っぽい歌を歌う人というイメージがあったのですが、今回のアルバムはロマンチックな雰囲気です。全体的に「恋愛」をテーマにしていて、ファンからは『非常に新鮮だ』と好評なのだそうです。しかし歌詞は力強く、「どんなに困難でも、あきらめなければ必ずうまくいく」というメッセージがこめられており、勇気を与えてくれるでしょう。聞き応えのある1枚です。
【お勧めナンバー】
『我的自伝(僕の自叙伝)』:ラップ調の一曲です。歌詞で、「16歳のときに人生の目標を決めた。歌手になりたい」から始まって、「アンディ・ラウのようなスターになりたい」「ひとり台北の町にやってきて、レコード会社と契約」「21歳で初めてアルバムを出して」・・・まさに、これまでのプロフィールを歌ったものです。
【曲目】
1.為[イ尓]写詩(君のために書いた詩)
2.牽牽牽手(手をつないで)
3.情人節(バレンタインデー)
4.我的自伝(僕の自叙伝)什麼東西(何だこれは)
5.什麼東西(何だこれは)
6.越愛越難過(ハード・ラブ)
7.音楽譲我説(音楽で君に告白する)
8.動(動く)
9.我的自伝(僕の自叙伝)
10.眼睛不閉着(目を閉じないで)
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