
日本語題:三番目の人
英語題:unfinished girl
【キャスト】
高園園(カオ・ユアンユアン)
生年月日:1979年10月5日
出身地:北京
王小帥監督の『青紅(シャンハイ・ドリームズ)』という映画でブレイク、その後、ジャッキー・チェンに見出されて、『宝貝計劃(ベイビープロジェクト)』に出演しています。今年は、中日合作の『男才女貌(ラブ・イン・ザ・シティー)』で主演を務めるなど、いまメキメキと知名度が上がっています。
【主な出演映画】
『愛情麻辣湯(スパイシーラブスープ)』(1997)
『十七歳的単車(北京の自転車)』(2000)
『開往春天的地鉄(春へと向かう列車)』(2002)
『青紅(シャンハイ・ドリーム)』(2005)
『宝貝計劃(ベイビー・プロジェクト)』(2006)
『男才女貌(ラブ・イン・ザ・シティー)』(2007)
『第三個人(三番目の人)』(2007)
徐崢(シュウ・チェン)
主に国内で、舞台やドラマを中心に活躍している俳優なので、日本の皆さんにはあまりなじみのない名前だと思います。だが、好感度の高い演技をする人で、国内では人気のある俳優のひとりです。
【主な出演映画】
『瘋狂的石頭(クレージーストーン)』(2006)
『愛情呼叫転移』(2007)
『命運呼叫転移』(2007)
『第三個人(三番目の人)』(2007)
陶虹(タオ・ホン)
生年月日:1972年1月15日
出身地:北京
出身校:中央戯劇学院
もとはシンクロナイズドスイミングの選手で、北京チームに所属していたときは全国優勝の経験もあるそうです。その後中央戯劇学院に入学し、映画『陽光燦爛的日子(太陽の少年)』で一躍有名に。最近は、テレビドラマでの活躍ぶりも目立っています。
【主な出演映画】
『陽光燦爛的日子(太陽の少年)』(1995)
『黒眼晴(黒い瞳)』(1997)
『紅色小提琴(赤いバイオリン)』(1998)
『美麗新世界(ビューティフル・ワールド)』(1999)
『話好不分手』(2000)
『天使不寂寞』(2002)
『自娯自楽』(2004)

『浅藍深藍』(2006)
『第三種温暖』(2007)
『第三個人(三番目の人)』(2007)
【スタッフ】
監督:程耳(チェン・アール)
【ストーリー】
30代のサラリーマンの男・何偉は、妻と2人で静かな暮らしを送っています。妻の妹は、幼い頃から脳腫瘍で苦しんでいました。年齢と共に腫瘍も大きくなり、遂に余命幾ばくもないことを宣告されてしまいます。
そんなある日、彼女は一人の男性と出会います。彼女はその男性から、20年前、自分の両親が殺害された手がかりを見つけます。そして、その凶悪犯を探し始めるのですが、容疑者として名前が挙がったのは、なんと姉の夫である何偉だったのです。何偉は本当に犯人なのか、過去と現実が交錯するサスペンス映画となっています。

【レビュー】
カオ・ユアンユアン、シュウ・チェン主演のサスペンス。今年の年末は、陳可辛(ピーター・チャン)監督の『投名状(ウォーローズ)』とか、馮小剛(フォン・シャオガン)監督の『集結号(ASSEMBLY)』といった大作が続々公開されていますが、その中でこの作品は、やや地味な印象があります。主演のシュウ・チェンはコメディ作品で見かけることが多いので、今回のシリアスな役柄はとても珍しいです。ちなみに、この作品には、シュウ・チェンの奥さんでもある人気女優のタオ・ホンも出演しています。彼女の存在感あふれる演技もぜひ見てほしいです。ちなみに、監督は新人のチェン・アールという人ですが、彼の実験的な作風も見所!細部にわたって面白い趣向を凝らしているので、注目してほしいです。
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