日本語題:ヒマラヤの王子
英語題:PRINCE OF THE HIMALAYAS
【キャスト】
蒲巴甲(プバージャ)
テレビのオーディション番組で優勝して、すぐにこの映画への出演が決まった、「シンデレラボーイ」です。いまや人気アイドルとして、期待されていますが、最近、台湾のカリスマ歌手・張恵妹(アメイ)とのデュエットで注目度が一気にアップ!
宗吉
多布杰
索朗卓[ロ戛]
扎西
洛桑群培
【スタッフ】
監督:胡雪樺
この作品で一気に有名になった監督で、年明けには新作『上海王(シャンハイ・キング)』がクランクインする予定です。「ヒマヤラの王子」が日本で評判が高かっただけに、新作への期待もいっそう高まっています。
【ストーリー】
この『ヒマラヤの王子』は、言うならば、ヒマラヤ版の「ハムレット」でしょう。王室をめぐる悲劇を描いた作品です。甲波という国の王が突然死んでしまいます。王子のラムロッタンが王宮に戻ると、葬儀はすでに終わっており、母は、新たに王になった義理の弟・クローランの妻になっていました。これには、ラムロッタン王子はどうしても納得がいきません。そんなある日、王子は、死んだ父親の亡霊と出会います。そして、父親が、新しい王に殺されたという事実を知ります。
【レビュー】
チベット映画の『喜瑪拉雅王子(ヒマラヤの王子)』。舞台はもちろんチベットですし、キャストやスタッフもほとんどがチベット人です。去年(2006年)、東京で開催された中国上海映画祭でオープニング作として公開され、注目を集めていました。
以前番組で紹介した映画で、馮小剛(フォン・シャオガン)監督の『夜宴(女帝 エンペラー)』という作品がありましたが、あの作品は、中国版の「ハムレット」と例えられると、こちらはチベット版「ハムレット」でしょう!。風景や民族衣装など、チベットっぽさ満載の映画となっています。
(編集:ミン亦氷)
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