今回のアーティスト特集は、今話題の新人ユニット・〔上/下〕奇社(カーチー)に注目します。
メンバーはボーカルのケリーとプロデューサーのフライの2人です。ボーカルが女性で、音楽担当が男性、電子音楽と民族音楽を大胆にミックスさせた音楽が評判となっているユニットです。
結成は2005年3月。インディーズで活動していましたが、同じ年の7月に、バンド名を「卡奇社(カーチー)」に定め、レコード会社と契約。本格的に音楽活動をスタートさせます。そして今年4月、ついにファーストアルバム『日光傾城(サンシャイン・イン・ザ・シティ)』をリリースし、鮮烈にメジャーデビューを果たしました。
ユニット名について
インディーズ時代は「フライアップ」というユニット名だったんです。当時、僕ともう1人の男性と2人でやったんですけど、僕の名前が「フライ」で彼の名前が「アップ」だったので、単純に2人の名前をくっつけて「フライアップ」にしたんですよ。しかし、その後、アップが脱退して、ケリーを迎えたので、新しいユニット名を考えなければなりませんでした。でも、この「卡奇社(カーチー)」という名前は、思いつきでつけただけで、特に意味はないんですよ。なんとなく、音の響きがいいなあと思ったので。どことなく妙な感じがして、気に入っています。(by フライ)
ユニット結成のきっかけ
学生時代から音楽が大好きで、いつからか作詞や作曲をするようになったんです。フライとは、だいぶ前、彼がバーでライブをやっていたときに知りあいました。でもそのときは、彼といっしょに音楽をやることになるとは思っていませんでした。フライから、いっしょにやろうと声をかけられたのは、それからだいぶあとのことです。そのころには、私も曲のストックがかなりできていましたので、発表してみたくなっていて。それで、フライといっしょにやることにしたのです。(by ケリー)
【アルバムのお勧め】
1、ファーストアルバムのタイトル曲『日光傾城(サンシャイン・イン・ザ・シティ)』
2、ボーカルのケリーが作詞を担当、中国の伝統戯曲「遊園驚夢」をモチーフにした幻想的な歌詞がいい『遊園驚夢(ゆうえんきょうむー華の夢ー)』、
3、軽快なナンバー「仮面舞会(マスカレード)」
|