今週の水曜日、いよいよ待ち望んでいた秋のピクニックの日。北京放送では毎年、春と秋の2回、スタッフ全員で北京郊外へのミニ旅行に出かけます。今回の目的地は、北京市郊外、順義区にある「安利隆山荘」というリゾート施設です。朝の8時20分出発で、車中では、みんな、まるで"子ども"のように、大はしゃぎ。目的地までは車で約1時間半。トランプやおしゃべりを楽しんでいると、あっというまに到着です。
「安利隆山荘」は周囲を山に囲まれ、空気も非常にきれいなところです。敷地内には、バドミントン場、射撃場、卓球台、釣り池など、様々なスポーツ施設が完備されています。でも、今日の私達の目的は、ここで「リゾート気分に浸ること」ではありません。アウトワード・バウンド・スクール(冒険教育)に参加することです。日本では耳慣れない、この活動。参加者がともに困難な課題に取り組み、それを協力して解決することによって、団結力を養うというものです。
全部で3項目の活動が行なわれたのですが、中でも印象深かったのは、12人が協力して、全員が4メートルの高さの壁を越えるというものでした。最初、その壁の下に立つと、とても出来そうにないと思いました。しかも、参加したスタッフは男性も女性もいるし、年齢も体力も様々です。みんなで協力して、全員がこの壁を乗り越えねばなりません。そこで、全員で考えた末、4人の男性がまず、体で梯子を作り、1人を肩に乗せ、壁の上へ送り こむことに成功しました。そして、女性スタッフを含め、残りの人たちを次々と、「体の梯子」に乗せ、上から引っ張り上げていきました。最後に梯子になっていた男性たちも、壁を登り終え、全員見事に課題を完成!みんなで、壁の上に立って、下を見下ろす気分は最高でした。最初は無理だと思えたことも、全員で知恵を絞って考え、そして一致団結して臨めば、何でも解決できる。そんな団結の素晴らしさを実感できた活動でした。
では、今日のラインナップです。
<チャイナシアター>
今日のチャイナシアターは、先月公開された話題の映画『好奇害死猫(好奇心が猫を殺す)』と賈樟柯(ジャ・ジャンクー)監督の2005年の映画『世界(ザ・ワールド)』の2作品をご紹介します。
<ミュージックランド>
毎月第3週は、雑誌「人民中国」とのコラボレーション企画、中国語の歌を一緒に練習する「快楽学唱中文歌」です。中国大陸のヒット曲を皆さんと一緒に練習します。今日、取り上げるのは周筆暢の「筆記(メモ)」です。
|