
タイトルの「醇」は呉品醇の名前の一文字です。「醇音楽」とは、つまり「僕の音楽」という意味なのです。実はこの字、「純粋」の「純」と同じ発音で、「純粋な音楽」っていう意味もこめているそうです。彼の音楽をひとことで表現するなら、どうなるのか。彼はこう語ってくれました。「僕の音楽には、一定した定義はありません。ポップスやR&Bだけではなく、いろんなジャンルの音楽を融合させ、よりよい音楽を作り出すのが私の理想です。いろんな音楽を研究し、いろんな路線にチャレンジしたい。これからも努力していくつもりです」
『大話李白』:
『大話李白』の「大話」は「大げさに話す」、「李白」は、かの有名な詩人のことです。ユーモアたっぷりのアニメで、インターネットユーザーのあいだではとても話題になっていました。さらに、呉品醇の歌ったテーマソングも、非常にコミカルな曲で、番組のイメージにピッタリで好評でした。呉品醇は以前から音楽活動をしていましたが、この曲がきっかけで知名度があがったので、彼にとってはデビュー曲とも言えるでしょうね。
『憶長安(長安をしのぶ)』:
長安というのは、いまの西安。日本人にとってもロマンを感じさせる、いにしえの都です。そういう、中国の古都のイメージが非常によく表れた一曲です。因みに、この曲は、インターネットアニメ「大話李白」続編の主題歌にもなっています。最初の主題歌が大ヒットしたため、続編の主題歌も呉品醇が引き続き担当するようになったそうです。この曲の歌詞は、中国の漢詩とか唐詩のようで、非常に面白いです。
『我愛人民元(僕は人民元が好き)』:
最近、人民元が引き上げられてニュースになりましたが、この人民元引き上げにインスピレーションを得て作った曲なんだそうです。生活に対する前向きな気持ちを表現した曲で、発表直後、大ヒットしました。彼の代表作とも言われています。
<曲目>
1.『我愛人民元(僕は人民元が好き)』
2.『憶長安(長安をしのぶ)』
3.『E罔情深(恋に落ちる)』
4.『大話李白』
5.『心水(水のような心境)』
6.Can UC me
7.『荷夜(蓮が香る夜)』
8.『愛的世界軽松一点(愛の世界は楽だ)』
9.『二十多歳的人(20代の人)』
10.『剣煮紅顔』
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