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王家衛
   2006-05-23 14:42:12    cri

 ウォン・カーウァイ監督は本当に話題性の高い監督で、彼の新作は、出るたびに注目を集めます。監督業以外でも、脚本家やプロデューサーとして第1線で活躍しています。中国全土ばかりでなく、国際映画祭でも数々の受賞歴を持っていますし、2004年の作品『2046』では木村拓哉を起用したことで、日本でも人気が出ています。

 

【インタビュー】

?デビュー当時の思い出

 私のデビュー作は『旺角か門(今すぐ抱きしめたい)』です。この映画はぜんぜんあたらなかったのですが、やっぱり映画は魅力的だと思っていたので諦めませんでした。十数年間にわたって映画を撮ってきましたが、私にとってはすべていい想い出です。ワンシーンだけを見ても、撮影当日のエピソードなどが目の前に浮かんでくるんです。「ああ、あのころ、マギー・チャンはおデブちゃんだったなあ」とか、「あのワンカットは10回以上取り直したなあ」とか・・・映画って本当に不思議なものですよね。

?監督をはじめたきっかけ

 小さい頃、家の近所には劇場が多かったんです。いつも親に連れられて映画を見に行きました。いちばん印象深かったのは、『甲午風雲』という中日戦争を描いた映画ですね。

 私は上海生まれ、香港育ちで、父親の仕事の関係で香港に移住しました。香港に来てまもないころは、親戚も友人もおらず、映画を見ることは、私と母の唯一の楽しみでした。母と二人でよく映画館に通いました。でも、あのときの夢はスポーツ選手になることでした。映画監督にならなかったら、いまごろスポーツ選手になっていたかもしれません。

 しかし、映画をやってみるとすっかり魅了されてしまいました。それで、映画という道にすすむことを決めました。

?いつもかけているサングラスについて

 サングラスをかけると、確かに神秘感な印象になりますよね。サングラスをかけるのは、昔からの習慣です。いつも昼間に脚本を書き、夜中に撮影をするという生活だったので、目が敏感になってしまって、光を見ると、すぐ涙が出てしまうんですよ。それで、いつの間にかサングラスをかけるようになりました、屋外でも屋内でも。それは、映画を撮るために払った代償といえるでしょうか?でも、いくらつらくても、映画が諦められないんです。

【プロフィール】

 1958年生まれ、上海出身。五歳のときに香港に移住、香港理工学院へ入学。卒業後はテレビの現場を経験し、脚本家として映画界へデビューしました。1988年の「今すぐ抱きしめたい」で初めてメガホンを取りました。興行的には今ひとつでしたが、この作品で主演のアンディ・ラウは一躍大スターになりました。ラテン・アメリカ文学を思わせる不思議な浮遊感やタイム・リミットへのこだわりが特徴だといわれています。代表作に、「恋する惑星」「天使の涙」「ブエノスアイレス」「花様年華」などがあります。

【過去の監督作品】

いますぐ抱きしめたい(1988)

欲望の翼(1990)

神鳥伝説(1991)

大英雄(1993)

楽園の瑕(きず)(1994)

恋する惑星(1994)

天使の涙(1995)

ブエノスアイレス(1997)

ブエノスアイレス 摂氏零度(1999)

花様年華(2000)

2046(2004)

愛の神、エロス(2004)

【受賞暦】

『いますぐ抱きしめたい』: 1989年カンヌ映画祭の「批評家週間」に招待。

『欲望の翼』:香港映画祭で、最優秀作品賞、最優秀監督賞、最優秀主演男優賞(レスリー・チャン)を含む5部門を受賞。

『楽園の瑕』:1994年ヴェネチア映画祭でプレミア上映。

『天使の涙』:トロント映画祭で公開。

『ブエノスアイレス』:カンヌ映画祭で最優秀監督賞を獲得。

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