シャンプーのCMや雑誌の表紙など、日本でもおなじみの中国人女優。
1998年、新人女優でありながら張芸謀(チャン・イーモウ)監督に大絶賛され、『我的父親母親(初恋の来た道)』という映画の主役に抜擢されたことで、話題を呼びました。
彼女のキャリアは出だしからラッキーだったといわれています。その後も、1999年、ハリウッドで活躍する李安(アン・リー)監督の『臥虎蔵龍(グリーン・デスティニー)』に起用され、いきなり世界で注目を浴びるようになりました。
いまや、ハリウッド進出したり、アカデミー賞授賞式のプレゼンターを務めたりして、世界のセレブへとたくましくステップアップしています。最近では、ハリウッド映画『サユリ』へも出演して、再び話題の人物となりました。
彼女自身いわく「走り出したら止まらない」のだそうで、今後ももっともっと大きな世界へチャレンジしていってほしいなと思います。ちなみに、馮小剛(フォン・シャオガン)監督のお正月映画『夜宴』への出演も決まっています。今年も、章子怡(チャン・ツィイー)から目が離せません。
【インタビュー】
・「サユリ」出演のきっかけについて
「5、6年前のことでした。はじめてスピルバーグ監督にお会いしたとき、覚えたての英語で「私を雇ってください」と挨拶してみました。本気で「サユリ」に出演したかったというよりは、当時このフレーズしか覚えてなかったからなんですけどね。でも、このひとことが、結果としてはチャンスにつながったわけです。」
・ハリウッドでの苦労話
「中国人にとっては、やっぱり英語のせりふがいちばん難しいですね。母国語じゃありませんので。演じる役柄の心理をうまく把握した上で、しかも棒読みしちゃいけませんし、大変でしたね。でも、監督から励ましていただき、クリアすることができました。
また、東洋と西洋のあいだにあるカルチャーショックも乗り超えなくてはなりませんでした。」
・海外での評価は高いものの、中国国内ではバッシング記事も見かける。そのあたりの評価を、どうとらえている?
「俳優はアスリートとは違って、1位を取ったから評価されるわけではないと思います。いったん走り出したら、いつゴールできるかわからない世界です。怖くはありません。でも、少しプレッシャーを感じていますね。」
【プロフィール】
英語名:Zhang zi yi
出身地:北京
生年月日:1979年2月9日
身長:164cm
体重:49.5kg
血液型:O型
家族:両親、兄
出身校:中央戯劇学院
趣味:水泳、読書、映画鑑賞
オフィシャルサイト:www.helloziyi.com(中国語)
【過去の出演作品】
1999年『我的父親母親(初恋のきた道)』
2000年『臥虎蔵龍(グリーンデスティニー)』
2001年『ラッシュアワー?』(米)
2001年『蜀山伝(天上の剣)』
2002年『武士(MUSA)]』(中韓合作)
2002年『英雄(HERO)』
2003年『紫蝴蝶』
2004年『十面埋伏(ラヴァーズ)』
2004年『2046』
2005年『オペレッタ狸御殿』(日)
2005 年『サユリ』(米)
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