ミルク@コーヒーは男女二人組のユニットです。このユニット名の由来について、ボーカルのキキは「ミルクが大好き。(音楽担当メンバーの)ガーフェイはコーヒーが好き。ミルクとコーヒーの間に@が入ってますが、これはふたりがインターネットで知り合ったからです。また、ガーフェイがパソコンで音楽制作をするので、この記号を使ってみました」と説明しました。まさにインターネット世代の若者ですね。
去年末には、ファーストアルバムをリリースしました。タイトルは『燃焼(口巴)!小宇宙』です。アルバムについて、キキは「テーマは4つ。愛、夢、冒険、そして勇気です。ゆったりした気持ちになる、それでいてうれしくなるような作品を作りたいです。今の季節は「一起来(一緒に来てよ)」という曲をお勧めします。パーティーの雰囲気に合うと思います‥‥‥」と話してくれました。
アルバムのジャケットは、二人の写真じゃなくてかわいらしいイラストになっています。キキは「をジャケットにしてもつまらないと思って、面白いものを作ることにしました。私とガーフェイが宇宙船に乗っている絵を描いて、ジャケットにしたんです」と説明してくれました。
彼らの曲はバラードもありますが、基本的にはポジティブな曲が多いのが特徴です。今回リリースされたアルバムに収められている「Lasia」という曲がその代表曲です。この曲はいま、飲料メーカーのコマーシャルにも使われています。キキは「Lasiaは女の子の名前ですが、実はわたし自身のことを投影しているんです。わたしは普段から自分のことをLasiaだと思って、歌詞のとおり、恐れずに夢を追いかけています」と紹介してくれました。
また、タイトル曲の「燃焼(口巴)!小宇宙(燃えろ!小宇宙)」について「私たちは1980年代生まれです。海外のアニメ番組をたくさん見て育ちました。この曲のタイトルに入った「小宇宙」という言葉ですが、「小宇宙」とは人間の潜在力を意味します。誰でも困難にぶつかった時、もうだめだと思うことがあるでしょう。でも、人間にはきっと自分の「小宇宙」、つまり潜在力があります。ピンチのときこそ潜在力を発揮して、いろんな困難を乗り越えなければなりません。特に今の時代は、こうした不思議な力を生かしていかねばならないでしょう。実はこの考えは、小さい時に見た日本のアニメ『セイント聖矢(せいや)』から影響を受けたものなんです」とガーフェイが説明してくれました。
日本のアニメ「セイント聖矢」にインスピレーションを受けた曲だったとは、驚きですね。キキは、宮崎駿さんのアニメや尾田栄一郎さんの漫画が大好きなんだとか。日本のアニメや漫画をヒントにして曲を作ることも多いそうです。
ミルク@コーヒー IN CRI
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