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中国では「好吃不如餃子」(美味しいものは餃子に尽きる)とのことわざがあります。このことから中国人はどれだけ餃子のことを愛しているのか分かりますよね。
で、餃子はいつごろからあったのかについては、日本でも餃子愛好者の方がいろいろ調べて結果が出ているようですので、ここでは言わないことにします。
ま、そういう専門的な餃子のことはこのぐらいにしておきましょう。で、この林涛が生まれて始めて餃子を食べたのは、生まれ故郷の京都の中国レストラン。覚えているのは海老入りの水餃子でした。家ではお袋は餃子なんかは作れませんでしたかね。そういえば親父がときに夜飲んできた帰りに焼き餃子を買ってきて、お袋が寝ていた私と兄を起こしてその餃子を冷めないうちに食べさせてくれたのを覚えています。その後横浜の学校に行き、中華街で何度か餃子を食べましたが、味は忘れましたね。それより、焼き鳥や焼きそば、そして秋刀魚やイカフライの味が舌に残っていたようです。話が飛んでごめんなさい!!

その後帰国し、北京の学校で餃子を食べましたが、たいした印象なし。後のなって"下放され"て東北の農場へ行き、、旧正月での農村の餃子の味がいまでも舌のおくにとどまっています。当時は今のようにものは多くはなく、それに北国の農村でもあったので、正月のご馳走といえば、豚肉料理か餃子しかありません。そのときは普段から美味しいものには飢えていますから、具は豚肉と白菜でしたが、とてもうまく、それを肴にしてアルコール度70%以上というお酒を飲んだものです。ここでちょっと言いますが、中国では日本のように餃子はいくつかだけをおかずとして食べるのではなく、それを醤油やお酢といったものにつけて何十と食べるわけです。時には生のにんにくをかじりますがね。
この林涛の好物は、豚肉と葱入りに餃子です。また昔から私の友人で辛いものが大好きなその人は、なんと唐辛子だけを刻んで油を加え、それを皮で包んで蒸し餃子にして、辛い辛いと汗をかきながらたべています。私にはそんなもの食べられません。ゴジラが火を噴くような感じになるのはいやですからね。
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