いつ歩くのがよいのか?
ウォーキングを始めるにあたって3つの注意点があります。これはほかの運動についてもいえることです。
1、空腹時に歩かない
2、満腹時に行わない
3、運動前に必ず水を飲む
1日のうちでいちばん空腹なのは早朝です。早朝に歩くなら歩き出す前に軽く何か消化の良いものをとることが必要です。反対に満腹時とは食事直後のこと。少なくとも食後1時間程度はあけて実施したいものです。3つめはあまり時間に関係ありませんが、体内の水分量を保つためにも重要なポイントです。汗をかくかかないにかかわらず実施したいものです。
どこを歩けばよいのか?
場所はどこでもよいのですが、急な坂道や長い階段などがコース上にないところを選ぶようにしてください。ウォーキングによる運動の効果を上げるためには、中等度以下の運動強度を維持しなくてはなりませんが、階段や坂道はどうしても運動強度が高くなり過ぎてしまいます。
どのくらい歩けばよいのか?
エアロビクス効果を得るためにも、脂肪を燃焼するためにも、1回の運動で10分は続けて行うようにしましょう(距離にして1kmー2km)。そしてできれば1日に20分、1週間に2日、1週間に合計で120分以上を目標にしたいものです。
どんなふうに歩けばよいのか?
まず大切なことは、ある程度運動強度を確保するために1分間に100ー120m程度の早歩きをすることです(さっさと風を切るように)。そのためには、歩幅を広くし(身長の半分ぐらい)、腕はひじを曲げて意識して振るようにしましょう。速く歩くときは、ひじを90度ぐらいに曲げた方が腕の振りがスムーズになります。このとき、目線は水平に近く7ー8m先を見る気持ちで背筋を伸ばして歩きます。うつむき加減になると、どうしても体の揺れが起こったり、ひざに負担がかかったりするので注意してください。また、できれば親しい人と2人で歩いたり、仲間と歩くようにする方が退屈もしませんし、運動強度の上がり過ぎをお互いに防ぐことができます。
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