北京から約3千キロ離れた中国の西南部で、雲南省の隣に貴州省があります。貴州省はミャオ族、トォチャ族、トン族など49の少数民族が集団で住んでいる地域で、面積は約17万6千平方メートル、全国の1.8%を占め、人口は約3837万です。貴州省の東に湖南省、南に広西チワン族自治区、西に雲南省、北に四川省と重慶市があります。ここ数年、貴陽市は経済が急速に発展する一方、市内の少年たちが芸術活動に参加し、大きな成果を収め、地域社会の注目を浴びています。子供たちの演じる歌や舞踊は民族的な特色を持っており、国内外で高く評価されています。少年芸術活動はすでに貴陽市の名物となっています。
このほど、記者は貴陽市小花芸術団を尋ねました。リハーサルの合間で余玉築さんに会いました。彼女はまだ小学生ですが、小花芸術団のことについて、何でも話してくれました。余さんの話によって、芸術団の出演は非常に人気があり、彼女は国内の多くの都市を訪問したことがあり、また、いくつかの外国と地域で歌や舞踊を披露したこともあります。
余さんのいる小花芸術団のような少年芸術団は、貴陽市にはまだ数多くあります。これら少年芸術団は貴州省や北京、フランス、アメリカ、ドイツ、イタリアなどの国々の国際少年芸術祭などで、山や海を乗り越えて、貴州省の子供たちの芸術美を外国の観客に発表しました。そのうち、ある少年芸術団はこれまでの20数年間で、国際レベルの賞を1200あまり獲得しています。
貴陽市少年芸術活動がなぜこれほど魅力的なったのでしょうか。これについて、貴陽市歌舞団の一級舞踊振付師の楊開良さんは、「貴陽市の少年芸術舞踊といえば、最初の出発点が民族性という点に絞ったことだ。それは、民族的なものが世界的なものでもあるからだ。そのため、民族の視点から出発し、子供たちの生活を描き、この2点をうまく融合させたことが貴陽市少年芸術活動の特徴だ。多くの人々が子供たちの表現を見て感動した要因もここにあると思う」と語ってくれました。
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