江蘇省最大の港湾を持つ連雲港市の蔡輝港口管理局副局長は、29日、中国国際放送の記者に対し、「多くの日本企業の製品が、この港から運ばれていく。きめ細かなサービス体制を作り、中国のほかの港に対する優位性を発揮したい」と述べました。
連雲港港は1933年に開港した古い港で、現在35の埠頭と4つのコンテナ埠頭を持ち、最大15万トン級の船が停泊できるまでに成長しました。2006年には標準コンテナ箱130万個の取り扱いを記録し、35万トン級のタンカーに対応できるよう準備を進めているとのことです。
輸出品の60%は中西部地区からのもので、石炭や鉱石類、化学製品などです。日本の大阪、神戸、横浜など7つの港、韓国の2つの港は毎日、定期貨物線が運航されています。
蔡輝港口管理局副局長は取材に対し、「天津や青島に比べ、知名度は低いが日本との航路が多い。発展の潜在力があるということだ。細やかなサービスで特色を出していきたい」と語りました。
また、オランダのロッテルダムまでを結ぶ鉄道「新亜欧大陸橋(ユーラシアランド・ブリッジ)」の東の出発点でもあります。この記念碑が、港の埠頭に立てられています。(記者:董燕華 吉田 )
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