イスラエルの新聞「ハッレツ」が2日報道したところによりますと、パレスチナ民族評議会は当日、その領土で「非常事態」を布くとのことです。
パレスチナ民族評議会は当日、ラマラにあるアラファト議長の官邸で緊急会議を開き、現在のパレスチナとイスラエル情勢を討議しました。また、同日、ヨルダン川西岸とガザ地帯にいるパレスチナ人は、イスラエル軍がガザ地帯で取った軍事行動に抗議するため、大規模のストライキを行いました。
イスラエル軍は2日、ガザ地帯北部で引き続き軍事行動を展開し、パレスチナ人7人が殺害されました。
また、エジプトのゲイト外相は当日カイロで声明を発表し、イスラエルに冷静な態度を取り、ガザ地帯での軍事行動を直ちに停止するよう呼び掛けました。
ゲイト外相は、イスラエル軍のガザ地帯からの撤退に有利な条件を作るため、イスラエルがガザ地帯での軍事行動を停止するよう、エジプトがイスラエル側と連絡を取っているとしています。ゲイト外相は更に、パレスチナとイスラエル情勢のエスカレートは、より多くの「盲目的な暴力活動」を招くだけの結果となり、パレスチナとイスラエル双方を「暴力に暴力を」という悪循環に導くほかないと警告しています。(10/02)
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