ロシアのフェとロフ外務次官は9日、イラクには派兵しないとのロシア政府の立場を改めて強調したあと、「米英占領軍による軍事行動が終わってないうちに、イラク問題の解決を国連安保理に委ねるのはまだ早過ぎる」と強調しました。
フェとロフ外務次官はその際、ロシアのイラク派兵についての記者の質問に答え、「いまのところ、その可能性は全くない。また、イラク情勢が確かに安定してこそ、イラク問題の解決を国連安保理に委ねることができる」と述べました。
報道によりますと、イラクでの暴力紛争が日増しにエスカレートする中で、アメリカは、イラク問題に対する干与を強め、イラクへの派兵を各国に促すよう要求する決議草案を国連安保理に提出しようとしていたものです。(04/10)
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