イラク駐留アメリカ軍の当面の行為に不満を持っているため、イラク暫定政府の閣僚と統治評議会のメンバーは8日相次いで辞職と仕事の一時停止を発表しました。これで、イラク情勢は一段と悪化してきました。
イラク暫定内閣のバドラン内相とトルキ人権担当相は当日辞職を発表したほか、統治評議会のシーア派のメンバーであるサラマ氏は統治評議会メンバーの資格を一時放棄すると表明しました。
今後数日間に、統治評議会の一層多くのメンバーは辞職するとのことです。
当日、イラク駐留連合軍とイラク武装勢力との衝突がなおも続いています。統計によりますと、少なくとも、400人のイラク人と40人の連合軍兵士は死亡したほか、800人余りが負傷しました。
この日、イラクの武装勢力はそれぞれ、3人の日本人と7人の韓国人を拘束しましたが、その後、7人の韓国人を全員釈放しました。
当日、国際社会は連合軍とイラク武装勢力との衝突のエスカレートに不安を示しています。
赤十字国際委員会とアラブ連盟のムーサ事務局長は当日、措置を講じて、イラク住民の生命と財産の安全を守るよう国際社会にそれぞれ呼び掛けました。
別の報道によりますと、アメリカは既に30ヶ国にイラクへの派兵を要求しました。当日、いくつかの国はイラクへ派兵するかどうかという問題ついて態度を表しました。
カナダのマーティン首相とトルコのギュル外相はそれぞれ、イラクに派兵しないと表明しました。ニュージーランド、カザフスタンも、イラクに派遣した自国の軍隊を任務完成後、計画通りに撤退し、イラクに引き続き派兵しないとそれぞれ表明しましたが、日本の福田官房長官はイラクから自衛隊を撤退しないと表明しました。
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