国連難民高等弁務官事務所は6日ジュネーブで公報を発表し、「ここ数日、イラクの治安情勢が深刻になっているため、当事務所はイラク南部地区への難民送還を暫く中止することになる」と表明しました。
公報は「デモ行進や騒乱など不安全な要因に遭遇する恐れがあるため、イラクの運転手はバスラ以南へ行くことを拒否している。イランを出発してイラクにイラク難民を送るある自動車隊がイラクとイランの国境で阻止をされた」としています。
去年7月以来、国連難民署高等弁務官事務所はイランやサウジアラビア、レバノンに亡命している1万人以上のイラク難民を祖国に戻したとのことです。(04/07)
|