北京
PM2.577
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アジアインフラ投資銀行(AIIB)の取締役会は「新型コロナ危機回復基金」の融資の申請期限を2023年末まで延長することを承認し、加盟国が依然厳しい状況にあるパンデミックと経済回復という試練に引き続き対応するのを支援します。
同基金の趣旨は、柔軟な資金支援を提供することによって、加盟国が公衆衛生や経済、金融システムに対する感染拡大の衝撃を緩和するのを支援することです。このほど、基金の申請期限が延長されるとともに、その総額も従来の130億ドルから200億ドルに拡大されました。
世界経済の持続的な回復は依然として多重の試練に直面しています。AIIBは、「新型コロナ危機回復基金」による支援を強化するほか、同行の発展戦略に基づいて重点分野のインフラプロジェクトに融資します。基金の申請期限が延長されるのに伴い、AIIBは顧客により的確な融資案を提供できるようになります。
AIIBの「新型コロナ危機回復基金」は、新型コロナに対する国際協調対応措置の一環として、2020年4月に設置されました。国際社会と手を携えて新型コロナの感染拡大に対応し、公衆衛生や経済などにおける加盟国の緊急融資の需要を満たすことを目的としています。従来は、基金の申請期限は24カ月で、資金規模は130億ドルでした。AIIBは、同基金の枠組みの下でこれまでに46のプロジェクトを承認し、融資額は累計で115億ドルを超えています。(Mou、柳川)