＜外交部長会見＞百年未曾有の大変局は幕を開きつつある

　王毅国務委員兼外交部長は7日の記者会見で、「百年未曾有の大変局は幕を開きつつある」と強調しました。

　王外交部長は「百年未曾有の大変局は幕を開きつつある中での正しい道とは、多国間主義の旗印の下で団結と協力を深め、手を携えて人類運命共同体の構築を推し進めることである。共同、総合、協力、持続可能な安全観に則り、安全の独占と絶対的安全の考えを捨て去り、協議による衝突回避、対話による紛争解決、協力による相互信頼の増進を堅持し、世界の恒久的な平和を共に築き上げていく」と述べました。

　王外交部長はまた、「多様性があるからこそ素晴らしき世界が存在する。差異は対抗の理由になるべきではない。経済のグローバル化が時代の流れであり、人の意志で変えることができず、地政学的な競争によって切り離されることもない」とし、「各種の保護主義や孤立主義に反対し、自由、公平、非差別的な多角的貿易体制を揺ぎなく守り、障害となる『狭い庭』と『高い壁』を取り除き、開放的な市場を共に建設していくべきだ」と述べました。

　さらに、「グローバルなチャレンジを前に、独りよがりでいられる国はない。われわれは力を合わせて助け合い、共に困難を乗り越え、新型コロナの感染拡大、テロリズム、気候変動、サイバーセキュリティといった地球規模の課題について、意思疎通と協調を強め、最大公約数を求め、最も大きな同心円を描かなければならない」との考えを示しました。

　王外交部長はまた、「変動的で不安定な世界を前に、中国は終始安定性とプラスのエネルギーを代表し、歴史の前進する正しい方向に立っている。われわれは引き続き世界を念頭に置き、責任を果たし、揺るぎなく平和、発展、協力ウィンウィンの旗印を高く掲げ、新型国際関係と人類運命共同体の構築を推し進め、世界中のすべての進歩的な力と手を携え、力を合わせて、共に未来へ向かっていく」と表明しました。（Mou、謙）