「中国を読み解く」がテーマの国際会議、広州市で開幕

　「中国を読み解く（読懂中国）」をテーマにした国際会議の開幕式が2日、広東省広州市で行われました。

　会議の開幕にあたり、習近平国家主席はビデオ形式で祝賀メッセージを寄せ、「世界が激動し変革期を迎える中、思想の交流を増やし、交流と協力を促し、手を携えて地球規模の課題に対応するために知恵と力を貢献していきたい」との考えを示しました。

　6回目の開催となるこの会議は、国家イノベーション発展戦略研究会、中国人民外交学会、広東省政府などが共同で主催するもので、政治、経済、文化、社会、生態文明などの面において中国共産党、中国の発展現状、国際協力に関するテーマフォーラムやシンポジウムが行われます。

　開幕式に出席したガラスメーカー世界大手AGCグループの上田敏裕中国総代表は、海外にいる時と中国の現地にいる際の認識のギャップは常に感じるとして、今回の会議を通して互いに理解することの大切さを挙げたうえで、「中国マーケットの巨大さと魅力に変化はなく、他の国への経済の波及は変わらず重要である」との考えを示しました。

　今回の会議には政治家、戦略家、学者、外交使節、国内外の企業家の代表600人余りが1日から4日までの期間中、オンラインまたはオフラインの形で参加しています。（取材・写真：RYU 校正：星）