北京
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11月の中国の製造業購買担当者指数(PMI)は、10月の49.2から上昇して50.1となりました。
製造業購買担当者指数(PMI)は、50が景気判断の節目となっており、上回れば景気拡大、下回れば景気後退と判断されます。中国国家統計局の最新の発表によりますと、11月のPMIは50.1と、10月の49.2から回復上昇し、景気拡大の基調に回復しました。特に、ハイテク製造業のPMIは53.2で、10月に比べて1.2ポイント上昇しました。
業種別では、調査対象となった21業種のうち、15業種が50を上回っており、製造業が全面的な回復を見せ、産業チェーンとサプライチェーンも回復していることが示されています。
これについて、中国物流購買連合会の蔡進副会長は「11月のPMIは明らかに回復し、再び景気拡大の軌道に戻った。感染症対策や政府側の景気刺激策が良い成果を見せている」と分析しました。
また、中国税務学会の張連起副会長は、「ハイテク産業がは好調な勢いを見せている理由には、内部成長の推進と構造転換の進展が挙げられる。中国経済がモデルチェンジする中で、構造の最適化や成長の原動力拡大は、経済の強い強靭性を具現化している」と見ています。
さらに、企業の納税猶予や、売掛金の回収促進などの中小企業を後押しする政府側の支援策により、11月の中小企業向けPMIも明らかな上昇を見せています。(Lin、謙)