北京
PM2.577
23/19
外交部の汪文斌報道官は6日の定例記者会見で、「新型コロナウイルス感染症は引き続き全世界で猛威を振るっている。米国側には、国際社会の客観的・理性的な声に真剣に耳を傾け、対立するのではなく団結して、責めるのではなく責任を果たして、政治化するのをやめ、感染症対策と発生源調査に関する国際協力の破壊者ではなく支持者になるよう希望する」と述べました。
報道によりますと、英医学誌『ランセット』新型コロナ委員会のサックス委員長は5日、「世界が新型コロナウイルスのパンデミックに適切な対応をできていない原因の一つは、米国が中国と協力して世界的な解決策を見出せていないことにある。中国がコロナ対策を非常にうまく行ったことは、世界に多くの利益をもたらすはずだった。米国は自国の意志を中国に押し付けるのではなく、中国と協力することを学ぶべきだ」と話しました。
汪報道官はこれに対して、「感染症との戦いと、発生源調査の推進は、いずれも各国の団結と協力、科学の精神を必要とする。しかし、米国の一部の人間はこれらを政治化し、失敗の責任を中国に転嫁してきた。このような無責任な行為は米国民に大変な代価を払わせただけでなく、国際協力の最大の障害になった」と指摘しました。
汪報道官はまた、「新型コロナウイルス感染症の発生以来、中国は公開性、透明性、科学的、そして協力の原則に基づき、いち早く世界保健機関(WHO)に状況を報告し、感染症の予防・抑制方法や治療の経験を国際社会に余すことなく共有し、世界のために貴重な時間を稼いだ。中国はこれまで2回にわたりWHOの専門家を招いて発生源調査の研究を行っており、中国とWHOの共同トレーサビリティ研究報告書は科学的かつ権威ある結論を得た。これにより、次の段階の世界的な発生源調査の確固たる基礎が築かれた」と示しました。(馬げつ、謙)