新疆に行こう 芸術家のアトリエ

2021-07-06 14:25  CRI

 新疆ウイグル自治区ウルムチ市水磨溝区に位置する7坊街文化創意産業集合区(※以後7坊街)は2009年に建てられ、2014年に国家級文化産業模範基地となった。ここは100室以上のアトリエを有し、100人余りの新疆文化を作品に取り込んだ芸術家の活動拠点となっている。芸術分野は絵画、陶芸、民族手工芸、音楽、服飾、映像、楽器制作など幅広く、新疆文化産業のランドマークとなっている。7坊街設立の主な目的は新疆の文化芸術の保護と伝承、そしてそれに携わる人材の育成と確保だ。7坊街では芸術作品における新疆文化要素の深さや社会的認知度、クオリティーや芸術性などいくつかの項目を満たした芸術家に無償でアトリエを提供している。

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7坊街文化創意産業集合区

 孟ルル(※ルは王へんに路)さんはこの7坊街で2年、革や鉱石など新疆の素材を利用した民族手工芸品の制作に取り組んでいる。芸術家としては8年、革手工芸品の無形文化遺産伝承者でもある。孟ルルさんのアトリエ兼店に一歩足を踏み入れると、雑多とした中に作業台と、シックな革や毛皮、美しい鉱石などが特徴の雑貨が目に飛び込んでくる。数々の作品がこのアトリエで作られたということが一目でわかり、もちろん全て孟ルルさん自身がデザインし、手作りしている。その工芸品の数々を手にとって見てみると、一つ一つに新疆らしい民族的要素がちりばめられており、興味がそそられる。

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孟ルルさんの「アトリエ孟ルル革工芸」

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新疆の素材を使った革手工芸品の無形文化遺産伝承者、孟ルルさん

 孟ルルさん始め、芸術家たちが口をそろえて言うのは、7坊街のアトリエを利用できるようになったメリットだ。ほとんどの芸術家が独自でアトリエを持つのは経済的に難しく、以前は個人の家で作業をおこなっていた。今はゆったりとしたスペースを手に入れられたことで、以前に増して作品にしっかり向き合うことができる。また、7坊街は展示会への出展を斡旋してくれ、対外向けに新疆文化の宣伝も行っているため、大きなバックアップになっている。芸術家たちがこのバックアップの下、自作・自営できるようになることも7坊街のプロジェクトの一環だ。そのほか、芸術家たちが分野を飛び越えて交流できる環境になっているため、自分の作品にプラスになることも多い。

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新疆の素材を使用した孟ルルさんの作品の一部

 7坊街は観光スポットにもなっているため、誰でも気軽に訪れることができる。ウルムチを訪れたら、新疆の芸術家たちの作品を鑑賞し、お土産にするのもお勧めだ。(文、写真:CK)

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