北京
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20世紀初頭には、新しい思想を持つ数多くの中国人が、国家と中華民族の運命を好転させる「救国救民」の真理を模索するため、留学生として日本に渡りました。
日本での留学経験を持つ中国共産党の創立者である陳独秀(早稲田大学)、李大釗(早稲田大学)、董必武(法政大学)、中国で初めて『共産党宣言』(英語版)を中国語に翻訳した陳望道(早稲田大学)さらに後に中華人民共和国の初代総理を務めた周恩来らは、中国共産党創立以降の革命運動で重要な役割を果たしました。
学生時代の周恩来初代総理
日本留学中の周恩来初代総理(右から2番目立っている方、1917年)
「中国共産党中央委員会党史と文献研究院」の呉偉峰研究員は「マルクス主義の書籍を中国語に翻訳し、マルクス主義の思想を中国に伝えて広め、民衆の闘争に身を投じて中国の労働運動をマルクス主義と結び付け、マルクス主義学術研究団体および関連組織を設立し、さらには中国共産党第1会全国代表大会を開いた党創立までのプロセスにおいて、日本留学経験者は根幹的な役割を果たし、巨大な貢献をした」と評価しています。(ジョウ、鈴木)