「七一勲章」の受章者張桂梅さん 貧困山間部の女子教育に尽力

　中国共産党中央委員会の許可を得て、「七一勲章」の授与式が29日午前10時、人民大会堂で挙行されました。

　「七一勲章」の授与は初めてのことで、今回の受章者は29人います。29人は強固な信念を持ち、共産党に忠実で、中国の革命や建設、改革、小康社会（いくらかゆとりのある社会）の全面構築、貧困脱却堅塁攻略戦、共産党の偉大な事業の促進に多大な貢献をしました。受章者らは品行方正で、社会に大きな影響力を持ち、高く評価されています。

　張桂梅さんがその一人です。張さんは2020年12月3日、全国優秀共産党員に選ばれ、2021年2月25日、全国貧困脱却堅塁攻略モデルの称号が与えられました。

　張さんは満族で、遼寧省岫岩満族自治県出身で、1998年4月に入党しました。張さんは貧困地区で40年余り勤め、中国初の費用全額免除の女子高校を設立しました。それにより、貧困山間部の女子1800人以上が大学進学の夢を実現させ、貧困から脱却し、運命を変えることができました。今年64歳になった張さんは、20種類以上の病気にかかっても子どもを守り続けています。

　先日、今年の大学入学試験が終わりました。張さんの最大の夢は生徒が名門の北京大学や清華大学に入ることです。（殷、浅野）