北京
PM2.577
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謎めいた黄金の仮面が出土したことなどで知られる、四川省の三星堆遺跡。新たに出土した文化財の数が、5月末現在で千点余りに達しました。
これらの文化財は2019年から2020年にかけて見つかったもので、祭祀に使われていたとみられる6つの長方形の穴から出土しました。金や玉や銅の装飾品、彫刻の施された象牙などがあるほか、最も面積が広く、出土品が多い8号坑からは、今から3000年前のものとみられる黄金の仮面の一部が出土しました。また、象牙に関しては、一番大きいものは直径15センチ、長さ1メートルに及ぶものも見つかっています。
北京大学の考古学チームの責任者によりますと、この8号坑の深さは2メートルあり、現在は1.1メートルの深さまで発掘作業が進んでいるということです。残された層にはさらに大量の象牙や大型青銅器などが埋っている可能性が高いとみられています。
考古学チームは発掘作業と合わせて、8号坑から出土した破片と他の穴で出土したものとの関連性の解析にも力を入れているということです。 (Yan、謙)