4月2日午前　続・島根県①　出雲大社　孫倩さん

撮影日：4月2日午前
撮影地：続・島根県①　出雲大社
撮影：孫倩さん

　【CRIさくら探検隊】から

　以前に紹介した孫さんから花便りの続報です。3月中旬から日本でアートの旅を続けている孫さん。島根に咲く桜の風景に、すっかり魅了されているようです。
　4月2日のこの花便りによれば、午前は出雲大社、午後は国安城、夕方は島根美術館と、島根を満喫した様子。行く先々で桜が春を彩っていたそうです。そこには、美しい花景色をバックに、歴史を受け継ぎながら、「今」を美しく、逞しく生きる人々の姿もありました。
　孫さんから寄せられたメッセージには、こう書いてありました。
　「今日のWeChatのモーメンツ（タイムライン）に、川端康成のエッセー"花は眠らない"が転載されていました。改めて読み直すと、深く心打たれる箇所がありました。
　『美を感じる能力は、あるところまで、むしろ進みやすいものと思う。頭だけではむずかしい。美に出合うことである。親しむことである。その重なりの訓練であるが、しかし例えばただ一つの古美術品が、美の啓示となり、美の開眼となることは実に多い。それが一輪の花でもよいわけだ。』
　川端氏の書かれた通りだと思います。美は大自然の中で感じるもの。大自然の中で探し求め、高め続けていく必要があります。書物を通して感じた美は、大自然の中で感じた美には遥かに及ばない。これからの世では、美こそが競争力になると思います」
　美に浸る、孫さんからの4月2日付の花便り、時間順に、3回に分けて紹介していきます。まずは出雲大社から。

　（訳）前回、出雲大社を訪れたのは冬でしたが、二回目の今回は桜が満開の季節。式を挙げていた新郎新婦さんを何組も見かけ、今日はお日柄の良いめでたい日です。おめでとう！
　（原文）上次来出云大社是冬季，再来已樱花满开～巧遇新人几对，今天当为吉日～祝福所有"