北京
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「ハイウェイ北京」、今日は、蘭州で故郷の美しい風景の絵を描き続ける女性教師の話や今年の「ダブル11」の話、さらにサプリメントが大好きな中国の若者の話や北京で整えられたQRコードによる食品管理の話題などについてお送りします。
●大学教師の劉欣さんは甘粛省蘭州市に生まれ育った30代の女性。休みや仕事の合間を利用して故郷の美しい風景を手帳に描き、そして日常生活の中で感じたことや小さな暮らしの楽しみを手帳アートの形で表現します。劉さんはその作品をネットにアップし、多くの人々から注目を集め、手帳アーティストとして活躍しています。
●11月11日のネット通販イベント「ダブル11」、今年は新型コロナウイルス感染の背景のもと行われ、例年とは異なる特徴を見せています。セールの期間が長くなったこと、新製品が数多く出され、セールの方式が豊かになったこと、ライブコマースがこれまで以上に注目されるようになったことなどがあげられます。
●サプリメント商品は年配の方々が買うというイメージですが、近頃若い消費者がどんどん増えています。ビタミン、ミネラル、プロテインなどの人気が高く、価格は100‐500元(約1500円から7500円)。若者同志が送りあうプレゼントにもサプリメントがよく登場し、今年の「ダブル11」にこの種目の商品は売上高を大きく伸ばすことになると見られます。
●北京ではQRコードによる食品管理を行い、冷凍冷蔵食品を通じた感染拡大を防いでいます。11月から北京市ではコールドチェーンで輸送される食品に対してトレーサビリティ*管理をしています。消費者は商品に張られるトレース「QRコード」をスキャンして商品の原産国、入国港などの情報、さらにPCR検査の結果を入手することができます。
詳しくはどうぞ番組をお聞きください。
*食品トレーサビリティとは、「食品の移動を把握できること」。各事業者が食品を取扱った際の記録を作成し保存しておくことで、問題のある食品がどこから来たのかを調べ(遡及)、どこに行ったかを調べ(追跡)ることができます。