北京
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ご案内:王小燕、斉鵬
5月26日の北京(29~17℃)(撮影:燕)
日本では25日夕べ、全国に発令した緊急事態宣言はおよそ1ヶ月 半ぶりに全面解除され、感染症対策はこれにより新たな段階に入ったことを意味します。一方では、解除はゼロリスクではないということは、すでに多くの日本の皆さんも気づいていることです。同じことは中国にも言えます。ちなみ、中国では26日時点では、入院して治療を受けている感染者は126人で、うちわけ、武漢6人、北京3人、内蒙古と吉林はそれぞれ25人と27人などとなっています。
日本では「新たな日常」という表現が使われているようですが、中国では「感染対策の常態化」という言い方をしています。こうした中で、感染対策と経済社会活動の両輪をどのようにしてうまく舵取りをして行けば良いのか、中国と日本、そして世界各国にとっての共通課題と言えます。
5月22日、第13期全人代第3回会議開幕の様子(写真:新華社通信)
今週は全人代・政協会議スペシャルです。現在、全人代の代表や政協会議の委員に取材している斉鵬アナの話に続いて、CRI日本人スタッフの梅田謙さんに「民法典」に関する注目点を説明してもらいます。最後は、今年の政府活動報告を通してみるポストコロナの中国経済をめぐり、北京にある対外経済貿易大学国際経済研究院の西村友作教授にお話を伺います。 詳しくは【CRIインタビュー】まで。
対外経済貿易大学国際経済研究院・西村友作教授
<リスナーのお便りから>
★名古屋・ゲンさん
ポッドキャストで番組を聴いた学生さんの、南京の竹内亮さんへの率直な質問に感動しました。若い人の有機的なつながりが盛り上がりそうで、元気が出ます。昔若い人だった私も、できるところで、一人でもできることを黙々と、こつこつ生きていく勇気を出そうと思います。
全人代の時期がずれて、なんかへーんな感じですが、取材体制も万全のようで、頼もしいですね。斎鵬さんの斎鵬さんらしいレポートを楽しみにしています。
★東京都大田区・三輪徳尋さん
第73回世界衛生大会ビデオ会議開会式での「団結協力して疫病を克服する。共同で人類衛生健康共同体を構築する」と題する習近平主席のご挨拶を拝聴いたしました。
「人類の運命共同体を構築するという理念のもと、各国人民が協力して病気に立ち向かうことが人間の正道である」
この言葉を多くの国の人々が望み、希望を与える言葉であったと思います。
コロナウイルスが猛威を振るう前から、中国は終始、世界保健機構を支持し、国際抗疫への協力を支持し、命を救うことを支持し、政治的支持と資金面での手厚い支援を快くしてきたことは、国際社会での大国としての礼節を重んじる中国政府の姿勢をうかがい知るものでした。
今回のコロナウイルスによって、さらに、世界保健機関に対して、政治的支持と資金の投入を拡大し、全世界の資源を動員し、疫病に打ち勝つよう呼びかけていることに国家の誠を感じました。
演説の最後には、再び世界の人々に降りかかる未曾有の疫病など公共衛生突発事件への備え、そして、なにより世界の人々が社会活動を再会しても常にコロナウイルスへの不安を持っているなかで、世界の公共製品としてのワクチンが提供されること、最貧国債務償還の一時的緩和など5つもの約束がなされました。
私たちがこの災いを克服した時に、一貫して、公開、透明、責任ある態度で予防・抑制と治療経験を分かち合い、必要な国のために全力を尽くして大量の支持と助けを提供し、「私たちは手を携えて、各国の人々の生命と健康を共に守り、共同で人類の共同の地球の故郷を保護し、共同で人類衛生健康共同体を構築しましょう」と呼びかけてくれているのは、大切なアジアの隣国であり、太平洋の向こう側の国ではないことを思い返して、曇った眼鏡を外して新しい時代を見てほしいと思います。
この番組をお聞きになってのご意見やご感想をぜひお聞かせください。メールアドレスはnihao2180@cri.com.cn、お手紙は【郵便番号100040 中国北京市石景山路甲16号中国国際放送局日本語部】もしくは【〒152-8691 東京都目黒郵便局私書箱78号 中国国際放送局東京支局】までにお願いいたします。皆さんからのメールやお便りをお待ちしております。