北京
PM2.577
23/19
王毅国務委員兼外交部長は24日に全人代で行われた記者会見で、グローバル化の未来についての質問に答え、「グローバル化はすでに多くの川が合流した広い海のようになり、再びそれぞれ隔離された湖に戻ることはありえない。グローバル化を拒み、保護主義を復活させる行いは、いずれ行き詰まるに違いない。グローバル化に伴う問題はグローバル化の進展の中で解決するしかない」と述べました。
また、ポストコロナの世界については、「今回の感染症で証明されたように、どんなに強い国でも、自らの力だけでは身を守ることはできない。対岸の火事をただ眺めるような態度は、結局は自身に害を及ぼし、人が落ちた井戸にさらに石を投げ入れるようなまねは、やがて自身の名誉を汚してしまうだけだ。唯我独尊といった態度で責任を他人に擦り付けることは、自らが直面する問題の解決に役立たないばかりか、他国の正当な権益を損なってしまう」と述べた上で、「世界は昔に戻れない。中国の前進する歩みも止まらない。コロナ収束後(ポストコロナ)に、必ずや、中国経済はより強靭になり、中国人民はより一致団結し、より毅然と中国の特色ある社会主義の道を歩み、中華民族の偉大な復興へのプロセスは阻むことのできない強い勢いで実現するだろう」と示しました。
王外交部長はさらに「世界が昔に戻れないのは当然である。歴史は前に進んでいるからだ。人類は度重なる大きな災難と戦いながら発展し、進歩を遂げる」と強調しました。(Mou、謙)