北京
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全人代代表、福建省立病院心臓血管外科教授の翁国星氏(写真提供:翁国星氏)
北京で開催中の第13期全国人民代表大会(全人代)第3回会議に出席している全人代代表、福建省立病院心臓血管外科の翁国星教授は22日、CRI記者のインタビューに応じ、「新型コロナウイルスによる感染症の予防・抑制に引き続き力を入れながら、心臓病やがんなどの非感染性疾患の予防も重視する必要がある」との見方を示しました。
翁氏は「新型肺炎の発生は、国土が広く人口が多い我が国での感染症予防・抑制が非常に重要であることを、我々医療従事者に改めて気づかせてくれた。また、新型肺炎や結核、エイズといった感染症と共に、心・脳血管疾患やがんなどの非感染性疾患も国民の健康を大きく脅かしている。そのため、公衆衛生システムを整備して、非感染性疾患の予防も強化しなければならない」と指摘しました。
今年の全人代への提案について、翁氏は「中国の医療関係者の全人口に占める割合は世界でも低いほうで、そのうち医師の割合はさらに低く、中レベルの国にも及ばない。中国の医療衛生事業の将来のために、優れた高校生が医科大学を選べるようにし、レベルの高い医療従事者がどんどん育っていくことを望んでいる。今年はこれに関する提案を出す」と話しました。(取材:斉鵬)