北京
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マオナン族は人口が少ない28の少数民族の一つで、広西チワン族自治区北西部の環江県はその発祥地であり主要居住地でもあります。環江県は中国唯一のマオナン族自治県であり、マオナン族人口全体の7割を占める6万4500人がここで生活しています。環江県は貧困補助の重点県となっていました。
環江県の大部分の地域は溶岩地帯であるため、作物の栽培に適しておらず、昔から苦しい生活が強いられてきました。
中国科学院が環江県の貧困脱却を支援する側として、ここ数年、研究者らがグリーンインフラと生態系や特色のある産業に基づき、新しい産業モデルを模索してきました。環江県は溶岩地帯で干ば つや水害が頻繁に発生し、生態系を活用した産業が遅れています。そのため、農民の収入が低いなどの現状を踏まえ、研究者らは草食牧畜業や生薬、特色のある果物などの産業発展モデルを提唱し、さらにそのための技術サポートを行ってきました。
その結果、2019年末、環江県の貧困発生率は1.48%まで下落し、2010年5月には、貧困脱却を実現させています。(閣、CK)
環江県下南郷の民家