【CRI時評】中国は今後も生態保護と脱貧困の両立を図っていく

2020-04-24 21:31  CRI

 中国の最高指導者である習近平総書記は中国共産党第18回全国代表大会が終了して以来、視察の際には必ず、エコ文明を重要なテーマの一つにしている。先日行った中国西部の陝西省の視察でも、最初の訪問地は秦嶺牛背梁国家級自然保護区だった。

 秦嶺は中国にとって、砂漠化の進行などを阻止する「緑のエコバリア」として重要な存在だが、数年前には違法な別荘建築により生態系が大きな被害を受けた。習総書記はこの問題について、「絶対に手を抜かず、最後まで徹底的に追及する」よう6度に渡り指示した。現地では2018年、違法に建築された別荘1100棟以上が法に基づいて撤去され、多くの官僚が党紀と法規に対する違反を理由に立件され捜査の対象となった。

 習総書記は今回の陝西省視察で、あらゆる階層の官僚に対して「同じ過ちを繰り返すな。歴史に汚名を残すことを絶対にするな」と要求した。生態保護の問題を極めて重視しているからこそ、習総書記の口からこのような厳しい言葉が出たと言えるだろう。

 中国の現代化建設の過程において、経済、政治、文化、社会、エコ文明は「五位一体(五つの面の建設の一体化展開)」だ。中国が質の高い発展という新段階に入ってからは、生態環境を犠牲にして高度成長をやみくもに追い求めることは、特に許されなくなった。生態環境保護と脱貧困を両立させる「ウィン・ウィン」を達成せねばならない。

 今年は中国が、貧困撲滅の目標を達成し、小康社会(いくらかゆとりのある社会)を全面的に実現させると定められた年だ。習総書記がその要となる時期に陝西省を訪れ、生態保護とエコ発展についての指示を行ったことは、極めて深い意味を持つ。

 まず、新型肺炎が経済・社会発展に極めて厳しい試練をもたらした状況下で、中国は再び粗放型の発展路線にもどるのか、環境保護の重視を後退させるのか、という懸念がある。

 また、生態系の回復・保護と貧困からの脱出の支援を両立させるという既存の方針に基づいて、予定通り(今年中)に全面的な貧困撲滅を実現できるのだろうか。

 これらの問題に対する「回答」は明快だ。習主席は「緑水青山(美しく豊かな自然)は自然により与えられた財産であり、経済発展をもたらす財産でもある」と強調している。すなわち、生態保護の手を緩めることは絶対にない。中国はどのような困難に遭遇しようとも、エコ発展の道をこれからも歩み続けていくだろう。(CRI論説員)

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